シュメールの粘土板と惑星ニビル

シュメールの遺跡からは、さまざまな計算の過程や結果を刻み込んだ粘土板が発見されているが、そういったものの中に「1296万」という途方もなく大きな数字から計算を開始している一連の粘土板があった。

1296万を基数とする割り算が延々と展開され、「1296万の3分の2は864万」から始まって、「1296万の21万6000分の1は60」で締めくくられていた。これについてアッシリア学者で数学者のヘルマン・V・ヒレプレヒト教授は、ニップルとシッパルの神殿図書館やアッシュールバニパル王の図書館から発掘された、数千枚の粘土板を検証した結果、この「1296万」という途方もない数字は、地球の歳差運動の周期に関するものであると結論づけた。

 歳差運動とは、回転している物体の回転軸が弱い力を受けてある傾きを持ったまま鉛直線の周りを回る現象のことだが、地軸は太陽や月の引力の影響を受けて歳差運動をしている。

地軸が公転面に対して揺らいでいることによって春分点の移動が発生する。春分点黄道上を毎年わずかずつ移動し、約2万5920年で1周する。この2万5920年のことをグレート・イヤー(プラトン年)というが、「1296年」というのは500グレート・イヤーに相当する数値なのである。

 さて、それではシュメール文明は春分点の移動についてどこから知識を得たのだろうか?
これについてシュメール人自身は「アヌンナキから知識を得た」との記録を残している。「アヌンナキ」とは古代シュメール語で「天より地に降り来たりし者」という意味だ。アヌンナキはニビルという惑星に住む種族で、その寿命は数十万年に及ぶという。
ニビルとは長大な楕円軌道を描きつつ3600年の周期で太陽の回りを公転している太陽系第12番目惑星(水・金・地・火・木・土・天・海・冥の9惑星に太陽・月・ニビルを加える)である。


シュメール人は文明を与えてくれたアヌンナキを神とみなし、これを崇めたという。現在では(少なくとも)インド=ヨーロッパ圏の神話はすべてシュメール神話に源泉を持つことが明らかになっているから、いわゆる「神々」とはすべて惑星ニビルから地上に降り立ったアヌンナキであると言っても決して過言ではない・・とゼカリア・シッチンが言っている。


 それでは惑星ニビルのアヌンナキとは、どのような「神々」だったのだろうか?なぜ彼らは惑星ニビルから地球に降り立ったのだろうか?

アヌンナキについて、シュメール神話は次のように伝えている。
かって地球に文明が存在せず、野生の動植物のみがはびこっていたころのこと、50人のアヌンナキが天より地に降り立った。50人を率いていたのはエンキという名の指導者だった。彼らの故郷はニビル(交差の星)。

惑星ニビルから宇宙船に乗って地球に飛来した彼らは、現在のペルシャ湾に着水した。そして現在のイラクの海岸に上陸し、そこにエリドゥと言う名の都市を築いた。
アヌンナキが地球に来訪したのは、黄金を求めてのことだった。当時彼らの故郷である惑星ニビルでは大気と地熱が失われつつあり、それを守るために黄金の粒子でシールドを作る必要があったとされる。しかし、ニビルで黄金はほとんど採掘できない。そこで黄金が潤沢な地球に目をつけたのだ。
黄金を採取する手段として、当初はペルシア湾の海水から黄金を抽出しようとした。しかし、この方法はあまりうまくいかなかったため、南西アフリカに金鉱を開き、そこで黄金を採掘することになったという。鉱山労働には多数の人手を要するため、ニビルから地球に次々とアヌンナキが降り立った。まもなく地球のアヌンナキの人工は600人に達した。

地球上のアヌンナキにはさまざまな役割分担があって、指導監督するアヌンナキ、黄金採掘に従事するアヌンナキ、黄金の輸送に従事するアヌンナキなどがいた。
採掘された黄金は、まず地球の衛星軌道上の宇宙ステーションまでシャトルで運ばれ、そこで大型輸送船に積み替えてニビルまで輸送される。宇宙ステーションには「イギギ」と呼ばれる300人のアヌンナキが常駐していたという。

 地球における黄金採掘が軌道に乗ってきたため、さらにプロジェクトを拡大することになった。

ニビル王のアヌが多数のアヌンナキ移住団を率いて地球に降り立った。ニビル王アヌは、最初に50人のアヌンナキを率いて地球に降り立ったエンキの父親である。

ニビル王アヌとともに、エンキの異母弟エンリルも地球に来訪した。異母兄エンキとともに黄金採掘プロジェクトを指揮・統括することがエンリルの任務だった。
エンリルの着任はプロジェクトを遂行するうえで必要なものではあったが、同時に争乱の火種でもあった。

ふたりの王子が同時に采配を振るおうとし、エンキとエンリルはニビルの植民地とかしつつあった地球の支配権をめぐって兄弟喧嘩を始めたのだ。エンキとエンリルの対立は地球の支配権をめぐって表面化したが、対立の根はもっと深いところにあった。

エンキはニビル王アヌとその側室イドとの間に生まれた第1子だ。一方、エンリルはアヌと異母妹アントゥムとの間に生まれた第2子だ。エンキは王の第1子でありながら「王とその異母妹との間に生まれた子」であるエンリルのために第1王位継承権を失ってしまった。

ニビル王アヌはエンキとエンリルの対立を収めるため、ニビルの慣習に従ってくじをひくことにした。

惑星ニビルにおいては、重要な事項を決定するとき、神意を伺う手段としてくじをひくのだ。(この習慣はシュメールやエジプトなど古代文明にも継承された)。
くじをひいた結果、エンリルは地球総司令官に就任し、エンキは金鉱アブズを支配することになった。


アヌンナキを描いたシュメール神話で興味深いのは、神々の世界に明確な世代が存在する点だ。

シュメール神話が主として描写しているのは、ニビル王アヌの世代に始まり、アヌの息子であるエンリルとエンキの世代を経て、エンリルとエンキの息子であるニヌルタとマルドゥクの世代に至るまでの時代だが、神々と人類の系譜を描いたシュメールの「王名表」と名付けられた粘土板文書によれば、ニビル王アヌの以前にも23以上の世代が交代したという。

 惑星ニビルにおいては、12名のアヌンナキによって構成される評議会が最高の意思決定機関だった。
神々の世代が交代すれば、それに応じて評議会の顔ぶれも変化したが、評議会の定員は常に12名だった。
「12」は神聖な数字とされたが、これは太陽系に12個の惑星が存在するからだという(水・金・地・火・木・土・天・海・冥の9惑星に太陽・月・ニビルを加える)。

天空を12の領域に分割したのはアヌンナキなのだという。
12の星座の名称は、偉大なるアヌンナキにちなんで決定された。

水瓶座」と「魚座」はエンキにちなんだ。エンキの乗った宇宙船がペルシア湾に着水したこと、エンキが地球の湖で魚の養殖を始めたこと、エンキ信仰を司る神官は魚の格好をすることになっていた。

「牡牛座」はエンリルにちなんだ。エンリルは精悍で勇敢な指導者であり、しばしば「牡牛」にたとえられた。ちなみにエンリル信仰を司る神官は鷹の格好をすることになっていた。

さらに未婚の王女ニンハルグサ(エンキとエンリルの異母妹)にちなんで乙女座。エンリルの後継者にして「第1の戦士」ニヌルタにちなんで射手座、頑迷なるエンキの後継者マルドゥクにちなんで牡羊座、エンリルの双子の孫ウトゥとイナンナにちなんで双子座が命名された。


この星は我々の魂が死から生まれ変わるところであり、この背後には太陽のポジテブ極に対するネガテブ極がある。
この惑星はあらゆる光を吸収する能力を持っている。第一サイクルの終わりに彼らが10番目の惑星からこの地球にやってきた。
そして人間を奴隷化した。彼らはその星における誰よりも多くのネガテブなものを吸収し強く深くネガテブ化し、それ自身としての力を持ったネガテブなものと調和した。
このX人が地球に来て人間を奴隷化したとき、アンタレス星のある座から多くの神の太陽たち(光の子たち)が降りてこられた。
このアンタレス星は、霊太陽の創造軌道の近くにありこの軌道付近では、ネガテブが急速に取り除かれている。

だから古代の伝説で、天国は牡牛座のすばる星団の真ん中にあったというだけの根拠があるのだ。
X人がこの地球を支配している時代に自然霊に対する血の犠牲の儀式が行われ出した。地球に来たX人は1840人だった。

この時代にこの地球に一人の女性がいて彼女は自分自身をX人たちが使う容器とした。
X人たちは、彼女に自分らのネガテブのある量を注ぎ込んで人間の犠牲を要求した。彼女はリリスと呼ばれた。

 X人は、この地球を相当期間支配した。それから偉大なるかたがたがこの地球に来て、彼らからネガテブをなくしようと試みられた。
偉大なるかたがたは、X人たちを束縛して、彼らにある深いネガテブを征服させようとした。しかし、このネガテブは彼ら自身と調和し、彼らはこのネガテブの中に完全に浸透し切って、ネガテブとの調和を造り出したので、偉大なるかたがたもこれを征服することが出来なかった。
太陽系のすべての中には、このX星のようなネガテブはないのであり、このX星のネガテブは不完全に調和していた。

それで偉大なるかたがたは彼らに対して死のバイブレーションを送ろうとされたが、それも不可能だった。
その他いろいろなことを試行された後に、彼らはこの地球の真ん中の核の門を用いて、中心核の中に1840人のX人を幽閉された。